ぎっくり腰は悪魔の一撃

ヨーロッパでは悪魔の一撃と呼ばれている。
ギックリゴシなのだ
洋の東西人間皆一生の間に経験する人の多いのがこれだ。
全く悪魔が一撃くれたかのような、不可解な激痛はたまらないものである。

そりゃあ古くなってくれば、例えロールスロイスだって、傷みが出るのだか
ら、仕方ないさと慰められても、息も出来ないほどの傷みには藁をもすがり
たいほどである。
私もこの腰の激痛を治してもらって、テアテマンドールを学び完成
に近づけていったのである。

原因は椎間板という、腰椎の間に挟まっている、軟骨で、いわばワッシャー
のような衝撃緩衝材なのであるが、腰椎にゆがみの力がかかってしまい、
この椎間板が出っ張ろうとするので、そばにある神経に障ってしまうのがこ
れである。

だがどうしてそうなってしまうのであろうか?
また、それだけではなく、腰全体の腰椎の両側に走るスジが痛むときが有
る。

そんな人たちは寝そべってみると、腰椎が見えないほど両側のスジは張り
つめられ盛り上がっているのだよ。

このスジの張りをとってやれば、たいていはかなり急速に腰痛から解放さ
れるのだ。

このスジをはらす原因を取り除かなければ、何度でも、悪魔の一撃を受け
てしまうことになるのだ。

外的要素ではこんな例がある。
パリでのことだ。金持ちのおばあさまは、レストラン付きの老後のレジデン
スに住んでいたのだが、どこの国でも同じで見たくれは美しい建築なのだ
が、歪みがはじまり、部屋の入り口のドアが壁に当たり出して、きしみ始め
てきたのだ。かなり強い力で引き開けなければならなくなり、左足に踏ん張
りの力が入ってしまったのだ。
一週間ほどで、ギックリゴシになってしまい、私を呼んだのだ。
三回のテアテで回復したのだが、前回なったときは、何にもされないで、
二週間も入院させられたと言っていた。

このように、片側だけに力がかかる姿勢を続けているうちに、こりが偏り、
ギックリゴシになってしまう人もいるのだ。


尾てい骨から両側に分かれてスジが背骨に沿って走り、頭の中の蝶形骨
下まで行ってます。
このスジの腫れが、問題です。
腫れると言うことは、太くなると言うことで、太くなってくれば、全体が短くな
ると言うことでもあるのです。

ですから最も動きやすい、仙骨が引き上げられて行き、胸椎丈夫が引き上
げられれば、猫背になるという寸法です。

腰椎は、背中から見れば腹の方になめらかな曲線で入っているのですが、
かなりの腰痛持ちの人は、逆に外側にふくらみを作っている人もいるので
す。

まず、腰椎のスジをはらす原因は、腸機能低下と言えます。
左側で有れば便秘気味の人で、右側でしたら、下痢気味の人と言えます。

次の原因は腎臓機能低下でしょう。左の腎臓は肋骨下の腰椎1番が中心
ですが、右側は肝臓が有るので一つ下がります。その部分に痛みが出て
いれば、腎臓を疑うことになります。

次が肝臓の機能低下で肝臓後ろを腫らした人です。こういった人は右側の
腰に来ます。仙骨を右に引き上げてしまいますので、ケツ曲りになっている
ことが多いのですし、右の腰にはくびれが有るのに、左には無いといった
状況を作り出し、足が短いなどと真顔で言う人もいますが、左右の足がどち
らかだけ成長度合いが違うというのは、あり得ないと思います。つまりケツ
曲りになっているので、短くなったように感じるのでしょう。

やはりフランスでのことでした。
77歳の男性で、全く歩けなくなったというのです。
紹介で見て差し上げましたところ、肝臓裏が蒲鉾のように腫れ上がり、腰
が固まってしまっていました。退職されてからすることがないのですから、
朝から酒ばかり飲んでいるのです。

息子は外科医ですが全く原因がつかめないというのです。なすすべもなく
いすに座って酒を飲み続けているのでした。陽気な人でした。
一度で、立てるようになり、二度目で両手が床に着き、近くに買い物に出か
けられるようになりました。三度目で、殆ど痛みが無くなりました。

たった三度で回復するとは私もびっくりでしたが、結局ご本人が基礎体力
が有ったと言うことでしょう。自分で自分を治してしまったのです。

酒をとるか人生をもう少し経験するのを選択した方がいいですよと言って分
かれましたが。数年後に聞いてみますと、やはり酒の毎日に戻られたよう
です。

ですからぎっくり腰の原因は生活習慣に有ると言えるようです。
戻る
戻る